雑草を刈る

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6月30日 手賀沼周辺

オオマルバノホロシは千葉県絶滅危惧種。
里の谷津湿地にあるのを見つけ、一昨年から保護してきた。
今年はコロナで遅れてしまった保全作業を本日実施。
大型雑草を刈り取り、保護用の杭と綱を張り替えた。
オオマルバノホロシは既に伸び、一部は開花していた。

今日は、同じ谷津内で、ノダケの周辺の雑草の刈り取りも行い、
2カ所の谷津斜面林でタシロラン・コクラン・マヤランの観察会
も実施。

帰宅する頃には雨が降り始めた。

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タシロランとマヤラン

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6月29日 手賀沼周辺      タシロラン

自然が今も色濃く残る谷津斜面林、そこはランの森。
ランの季節の最後を飾るのは腐生ランたちだ。
葉を持たない白っぽい姿で薄暗い林下で立っている様は不気味。
タシロランはその代表的な姿で、林下のあちこちに群れている。
もう一つのマヤランはめっきり少なくなって、僅か数本しか見られ
なかった。
ランの森は昨年の台風の影響で倒木・落枝が林床を覆っている。
これらの除去・片づけが今後の課題。

マヤラン
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ヌマトラノオ

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6月27日 手賀沼周辺

ヌマトラノオが生き残っているのは小さな放棄田。
毎年、春には持ち主が草刈りを行っている。
ヌマトラノオは密生集団をいくつか作りながら生き延びてきたが、
年々、周りの雑草に押され規模を少しずつ狭めてきた。
以前見られたミズガヤツリは姿を消してしまった。
湿地条件が薄まり、それに応じて雑草類が勢力を増してきた模様。

コムラサキ
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ベニイトトンボ
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キヌタソウ

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6月26日 手賀沼周辺

キヌタソウは千葉県絶滅危惧種で県内でも極めて希少な植物。
その希少な植物が、学園の林下のあちこちで見られる。
意外と生命力が強く、条件の適う場所を見つけると群れを作って住む。
幸か不幸か、背丈は低く花は地味なので、人目に触れることもなく、
摘み取る人もいない。
ひと昔に比べれば減少しているものの、まだまだ数は多く、これからも
楽しむことが出来る花。

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コクラン

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6月24日 手賀沼周辺

期待を持って林に入ったが、見事に裏切られた。
1週間前、ここで見たコクランはいずれも立派な花穂を立てていた。
まだ蕾だったが、久しぶりのコクランの花の群れを予感させてくれた。
だが、今日見たコクランには花穂が消えていた。
原因は不明だが、よく見られるコクランの症状で、今年も現れたのだ。
コクランは気難しい植物。

イヌヌマトラノオ

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6月20日 手賀沼周辺

イヌヌマトラノオが咲く場所は川沿いの土手と畑地との間の草地。
土手と草地は千葉県によって毎年この時期に草刈りが行われ、
イヌヌマトラノオは開花直前に刈られることが多かったが、今年は
草刈りはまだ行われていない。
久しぶりに開花の機会を得たイヌヌマトラノオは伸び伸びと花穂を
広げ、命を全う出来たことを喜んでいる。

手賀沼沿いの池で見たカワセミ
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クサフジ

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6月17日 手賀沼周辺

クサフジが咲く場所は河川敷の草原。
絶滅寸前だったものを、我々の草刈りによって、今では、大きな
群生に育てることが出来た。
今年は更に、少し離れた場所にもう一つのクサフジの成育地がある
のを仲間が見つけてくれた。
今後は2カ所で作業することになるが、作業量を考えると、程々の
規模で維持してゆくことが肝要のようだ。

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観察会を再開

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6月16日 手賀沼周辺

コロナ禍で自粛していた観察会を再開した。
6名が集まった。
車の同乗移動を避け、今日は、集合場所から徒歩で観察地を巡る。
マスクの着用は義務付けたが、人的距離や会話の規制は難しい。

ノジトラノオを見た後は、川沿いの土手を一周し、タコノアシ、
ホソバオグルマ、クサフジ、イヌヌマトラノオ、イヌゴマ、クララ
の成育状況を観察。

コロナ以前の、あの長閑な観察会が返ってきた。

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ノジトラノオ

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6月15日 手賀沼周辺

ノジトラノオが咲き始めた。
場所は、林縁と畑地との間の狭い草地。
ノジトラノオが咲き終わると、ここはササと雑草が密生する。
そのササを毎年春に刈り取るのが我々の仕事だったが、今年は
コロナ問題から作業を止めた。
代わって、持ち主が一帯の刈り取りの際にここも刈ってくれた。
お陰で、今年も元気に花をつけてくれている。

メスグロヒョウモン
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タカトウダイ

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6月12日 手賀沼周辺

今は閉園となっている学園の校庭跡地。
閉園後も、年に1,2回、草刈りが行われている。
この校庭跡地には、昔懐かしい草花が今も咲いてくれる。
その一つが、タカトウダイ。
タカトウダイはここが適地らしく年々その数を増やしている。
園内では夏前の草刈りが始まっている。
草刈り機がここに来るまでに、精一杯の命を楽しんで欲しい。

ヨコヅナサシガメ
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梅雨の前に

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6月10日 手賀沼周辺    ノジトラノオ

自粛規制が緩和されたので、今は思うがままに独りで里巡りを
楽しんでいる。
ところで、明日から関東地方は梅雨入りらしく、外回りも今日で
ひと段落となりそうだ。

ノジトラノオが蕾みを一杯につけてきた。
早速、周辺のササを刈り取る。
クサフジも咲き始めた模様。
今年2度目のクズを引き抜く作業を行う。

農家の主婦に会うと、マダケのタケノコ採りを勧められる。
竹林で5本ばかり掘り起こし、頂戴する。

クサフジ
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クララ

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6月9日 手賀沼周辺

かつては河沿いの土手にはオミナエシをはじめ希少な草花が
豊富にあったが、土手改修工事などによって姿を消した。
現在残っているのはクララだけである。
一見木本にも見間違う程の強靭な容姿を持っているからだろうか
今年も元気な姿を見せてくれた。

今日は周辺のヨシ・セイタカアワダチソウ・クズを刈り取る。
斜面で踏ん張っての作業は、今日のこの暑さもあって、きつい。
マスクは外して、1時間の作業。

アオモンイトトンボ
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フトイ

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6月8日 手賀沼周辺

昨日はオニスゲ、一昨日はウキヤガラ、そして今日はフトイ。
3日続いてカヤツリグサ科となった。
春の花が終わった後の端境期は、樹の花とカヤツリグサ科が代わって
楽しませてくれる。

オニスゲは大型のカヤツリグサ科。
放棄田の一画を占めている。
大型とは言っても、ヨシやガマにはかなわないようで、このまま
放置されたままではいずれは姿を消す運命。

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オニスゲ復活

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6月7日 手賀沼周辺

数年前、谷津の湿地が廃土で埋め立てられた。
この埋め立て工事の余波を受けて、湿地に生えていたミゾコウジュ
やオニスゲなどの希少種が姿を消した。
ところが、そのオニスゲが復活した。
しかも、下の写真のような立派な群れになって甦ってくれた。
ミゾコウジュの姿は見られないが、ひょっとして来年以降、顔を
出してくれるかも。

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ウキヤガラ

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6月6日 手賀沼周辺

稲作が放棄されて5年以上経つ水田跡地。
かつては小型の水田雑草を楽しむことが出来たが、今はヨシやガマ
などの大型草本が繁茂する湿地に変わってしまった。
この水田跡地の一画にウキヤガラが咲いている。
ウキヤガラは年々増加し、今年はその数は数千、いや万を超える
程の賑わいで、一画はウキヤガラで埋め尽くされている。
おそらく今年がウキヤガラにとって最盛期にあたるのだろう。
ウキヤガラの両脇にはヨシが高々と聳えていて、いずれは、ヨシが
ウキヤガラを席捲してしまうと思われる。

ウキヤガラに埋め尽くされた一画
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林下の草抜き

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6月5日 手賀沼周辺

学園の北向き斜面林で、独りで、草抜きを行う。
この時期に、特に気になるのが、オニドコロなどのつる植物。
これから咲くチダケサシやヤマユリなどに絡みついている。
また、咲き終えたイカリソウの葉の上を覆い尽くそうとしている。
これらのつる植物を手で引き抜く。

2時間かけて主だった箇所の草抜きを終えると、体中に汗。
今日は真夏並みの気温、ハグロトンボの姿も見られた。

ハグロトンボ
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初夏の里

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6月3日 手賀沼周辺

坂道を上がってゆくと声をかけられた。
声の方を見上げると、脚立の上で樹の剪定していた農家の主婦。
降りてきて、立ち話はおのずとコロナの話題に。
集まっての茶飲み話や地域の行事がなくなり、寂しくなった、と。

近くにあるミクリが咲く湿地では、今年は草刈りをしなかったため、
クレソンとドクダミの白花に埋もれていた。
果たして、ミクリは咲いてくれるのか。

ノジトラノオがある林縁草地は持ち主の草刈りが行われたため、
ノジトラノオは元気に立ち上がってくれていて、立派な花穂を
つけていた。
あと数週間で見頃を迎えそうだ。

ミクリのある湿地
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フナバラソウ

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6月2日 手賀沼周辺

農家の林でフナバラソウが2本咲いた。
例年よりも半分くらいの背丈になり、もう1本は小花が僅か
1個だけという有様。

だが、その林で、ここ数年の間姿を見せなくなったオミナエシ
の葉が一つ見つかった。
早速、竹杭を作り周囲を囲った。

フナバラソウとオミナエシ、いずれも草地生の草花。
林の成長に伴い、住み辛くなってきている。
帰り際、ご主人と相談し、樹木の枝落としの許可を得た。
希少なフナバラソウとオミナエシ、出来るだけ護ってゆきたい。

オミナエシの葉
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ヤマトシリアゲ
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