観察会

ミズアオイ用替下横.jpg
9月15日 手賀沼周辺      稲穂の中のミズアオイ

仲間五人で観察会。
最初に観たのは水田のミズアオイ。
未だ刈られていない稲穂の中でミズアオイが元気よく咲いている。
その数、十数本。
いずれ稲刈りによって消滅してしまうものだが、せめて種が出来る
まで待って欲しい。
次に観たのはタコノアシ。
全員で手分けして開花個体数を調べると、千本を越えた。
皆でヒメガマを刈り取ってきた成果だ。

今日は秋の風情を感じる気持ちの良い気候、そんな中での河畔土手
を歩いての観察会でした。

観察会船堀横.jpg




ナンバンギセル

ナンバンギセル葛ケ谷横.jpg
9月12日 手賀沼周辺

ナンバンギセルが咲く林縁を訪ねた。
ここは松林を伐採してススキ草地を復活させ、ナンバンギセルを
再び繁茂させることが出来た場所。
小さなススキ草地だが、毎冬ススキと幼木を刈り取ってナンバン
ギセルを咲かせてきて、一時は何千本と言う数にまで及んだ。
だがその後保全活動は下火となり今は手つかずの模様。
加えて台風の影響による倒木や落枝被害が著しい。
今年は絵になるナンバンギセルは撮れなかった。

ナンバンギセルが咲くススキ草地は高台の右側
葛ケ谷風景横.jpg

台風被害

倒木横.jpg
9月11日 手賀沼周辺    倒木が通路を塞いでいた

学園の中は台風による被害にあふれていた。
倒木があちこちに見られ、通路には落枝などが散乱。
管理人がそれらの片づけに追われていた。

植物への被害も見られる。
この秋に期待していたイヌショウマやコシオガマにも被害が。
落枝によって、花茎が折れたり倒伏させられたりしていた。
落枝の除去と倒伏株の引き起こし等を行う。

センニンソウ
センニンソウ横.jpg

タコノアシ

タコノアシ船堀横1.jpg
9月10日 手賀沼周辺

タコノアシが咲いた。
ここはヒメガマが密生する放棄田。
数年前、この放棄田を歩いていて、タコノアシを見つけた。
その後、周囲のヒメガマが次第に繁茂し、ついにタコノアシを
覆い隠す状態にまで至った。
タコノアシを復活させるべく、ヒメガマの刈り取り作業を開始
したのが2年前。
今年、ようやく昔の群生が復活した。
だが、今年のタコノアシは、何故か、草丈が例年の半分程度で
花も極めて小さい。
理由は分らないが、一時的な現象か。

タコノアシ船堀横2.jpg

観察会

観察会二松大.jpg
9月8日 手賀沼周辺

四人で観察会。
大きな谷津の中にある学校と隣接する林を歩く。
今日蒸し暑い日で観察会には少し不向きと思われたが、2時間半
ひたすら歩き回った。
そのうえ、今日周った個所では、生育地の埋め立てや農薬散布に
よる被害などが目に付く箇所が多く、気分も疲れがち。
最後に訪ねたオオマルバノホロシでは開花個体数が一段と増えて
いることが分り、ほっとする。

ノダケ保護地ではつる植物除去作業
観察会溝根.jpg

ワレモコウ

ワレモコウ二松大横.jpg
9月7日 手賀沼周辺

ワレモコウが咲き始めていた。

ワレモコウは、ツリガネニンジンと並んで草地生草本の代表格。
ススキなどが生える草地では両社は一緒に生えていることが多い。
草地が少ない里では、両者は明るい雑木林でよく見かけられる。

この校庭では小さな草地に生えている。
夏の陽を一杯に受け、ワレモコウは元気。

ツリガネニンジン
ツリガネニンジン二松大.jpg

アカバナ 三種

アカバナ.jpg
9月6日 手賀沼周辺    アカバナ

市街地に近い水田地帯。
大半が今では放棄田となってしまった。

中を歩いてみるとアカバナが数本咲いていた。
そのすぐ横には、ノダアカバナが。
そして、近くの放棄田ではススヤアカバナと称されるものも。
ノダアカバナとススヤアカバナは外来種。

近年、アカバナが美しく群れ咲く風景が見られなくなったが、
代わって、ノダアカバナが繁殖範囲を広げてきた。

ノダアカバナ
ノダアカバナ.jpg

ススヤアカバナ
外来アカバナ.jpg


秋の雑草

オオイヌタデ横2.jpg
9月5日 手賀沼周辺     荒れ地に咲いたオオイヌタデ

気候はすっかり秋めいてきた。
数年前に生じた荒れ地にタデ類などの秋の雑草が繁茂していた。
それを見て思ったのだが、近年周りから雑草が少なくなった。
秋の雑草と言えば、田圃の農道の両脇で様々な雑草が花を競い
秋の里風景には欠かせない存在だった。
だが最近では、下の写真のように、農薬の散布や機械による
刈り取りによって秋の雑草の多くは姿を見せなくなった。
ここの荒れ地もいずれは駐車場になると思われる。
今では雑草も住み辛い世の中になろうとしている。

秋の雑草が消えた農道
農道風景不動下横.jpg

淋しい林縁

北斜面横.jpg
9月3日 手賀沼周辺

写真は、学園の北向き斜面を外から見たもの。
シラカシなどの樹々が大きく成長し手前にせり出してきている。
林の成長に連れて林縁の賑わいが消え、淋しい林床になってきた。
雑木林の賑わいは、草地生草本が入り込んでくることによる。
ここにもこの時期はアキカラマツやシラヤマギクなどの草地生の
草本が林縁を賑やかなものにしていたが、今では激減している。
自然の流れとは言え、淋しい。

アキカラマツ
アキカラマツ.jpg

観察会

観察会大井新田横.jpg
9月1日 手賀沼周辺

四人で観察会、三箇所を周る。

写真は、その中の最後の、手賀沼池畔のヨシ原での観察風景。
ここはゴキヅルの生育場所。
今年の初め、失火による野焼きが起こり一帯は被災した。
その影響がゴキヅルにどのように及ぶのか、注目していた。
影響は一目瞭然だった。
ヨシは猛烈に繁茂し、今までの2倍の背丈になり、他の草本は
激減している。
今日観察した範囲では、ゴキヅルは1本しか見られなかった。

今後このヨシ原はどうなるのであろうか。
このままの姿で続くのか、元の状態に向かって徐々に変わって
行くのか。
気長に見守るしかない。

ヨシ原で見つけたアオモンイトトンボ
アオモンイトトンボ大井新田横.jpg


栗林の草消える

山王坂風景横.jpg
8月31日 手賀沼周辺

ツリガネニンジンを撮ろうと栗林のある林を訪ねた。
だが、栗林は写真のように見事に刈り取られていた。

ここは、今では使わなくなった栗林。
栗の樹も伐られ、草地状に変わっている。
ツリガネニンジンを始めアキノタムラソウ、ノハラアザミ、
ユウガギクなどの秋草が楽しめる場所だったが、今年は絶望的。

代わって、隣接する杉林に入ると、カノツメソウが咲いていた。
カシワバハグマの蕾も見える。
ことしはこの杉林が楽しませてくれそうだ。

カノツメソウ
カノツメソウ山王坂横.jpg

オオマルバノホロシ-2

オオマルバノホロシ天神堤下横.jpg
8月29日 手賀沼周辺

今月4日、オオマルバノホロシの周辺の大型雑草を刈り取った。
13日に観察した際には、オオマルバノホロシの殆どが倒れ伏して
いたので、この植物は他の植物に寄りかかって生育すると考えた。

今日改めて観察すると、オオマルバノホロシは茎の下部は斜上して
いるが茎上部は立ち上がっている。
そして、開花花序数は30本を超えていた。
大型雑草の刈り取りの効果はあったと考えられる。

キツネノカミソリ

キツネノカミソリ横1.jpg
8月27日 手賀沼周辺

キツネノカミソリの群生が見られる林を訪ねる。
開花個体数を数えると九百本に近い数だった。

この林は、杉がまばらに植えられた小さな林。
定期的に林下が刈られているため、中低木は殆ど見当たらない。
だから林下は開放的で比較的明るい。
林床にはササと雑草が生えているが、刈り取りによって、
どちらも背丈が低く抑えられている。

キツネノカミソリから見ると、恐らく、極めて望ましい生育条件
が整えられているようだ。
キツネノカミソリ横3.jpg

タコノアシの保全

ガマ刈り取り船堀タコノアシ.jpg
8月25日 手賀沼周辺

仲間と3人で、タコノアシの生育地に入る。
ここは水田地帯の中にある放棄田。
ヒメガマが密生する中にぽっかりと出来た窪地がタコノアシの
群生地となっている。
今日の作業は、ガマの群れの中で新たに見つけたタコノアシの
群生を護るべく、周りのヒメガマを刈り取る作業。
1時間ばかりの刈り取り作業を終えると、大きなタコノアシ
生育エリアが出来上がった。

まもなく花の最盛期を迎えることになる。
但し、今年のタコノアシは例年に比べて草丈が半分程度の小型。
原因は不明。
気象条件のためか、或いは、密生状態が影響しているのか。

咲き始めたタコノアシ
タコノアシ.jpg

トキリマメ

トキリマメ浅間山横.jpg
8月24日 手賀沼周辺

里にはトキリマメの生育地が3カ所あるが、いずれの場所にも
共通する点は、急斜面の下部林縁だと言うことである。
トキリマメはつる植物で、林縁のマント群落の構成員。
人が出入りする林縁ではマント群落は取り払われてしまうが、
急斜面では人の出入りは無くトキリマメは残される。

この場所は下の写真の通り住宅地の中にある。
住民はトキリマメの存在に関心はないが、斜面地に植栽などの
手入れを行う可能性があり、それが心配。
トキリマメ生育地浅間山横.jpg

コシオガマを護る

コシオガマ柵囲い.jpg
8月21日 手賀沼周辺

里のコシオガマ生育地は2箇所とも校庭の隅にある。
残念ながら、その一つの大規模な生育地が駐車場に転用され、
コシオガマは全滅すると言う悲劇が先月起こった。
残るはもう一つの校庭のコシオガマだ。
ここは小規模で、葉体も十数本しかない。
これを何とか護りたい。
まもなく学園側の業者が秋の園内草刈りを行う。
それに備えて、杭を立て紐で囲い、護ることにした。

コシオガマの葉体
コシオガマ葉.jpg

林下のツリガネニンジン

ツリガネニンジン横.jpg
8月19日 手賀沼周辺

学園の北向き斜面林。
シラカシなどの常緑樹が点在する林。
その林下に草地生のツリガネニンジンが残っている。
樹木の成長に連れ、林下は徐々に明るさが失われ、それと共に
ツリガネニンジンは勢いを失いつつある。
今日調べてみると、開花個体数は50本を超えたが、個体は
ひ弱で倒れ伏すものも多い。
代わって、今日目についたのはイヌショウマ。
今までにない大きな花序を何本も立てていた。
草地生草本が衰え、林床生草本が勢いを増す。
自然な植生の動きか。

北斜面横.jpg

秋の気配

戸張風景.jpg
8月18日 手賀沼周辺

川の土手から里を見下ろすと、田圃の色が変わっていた。
深い緑色だった稲田がいつの間にか黄金色になっていた。
実りの季節になったのだ。

今年の夏は花の賑わいが見られなかった。
暑さだけは異常に目立つ夏だったが、花の世界は心寒い
感じが続いた季節だった。
ところで、この秋はどうなるのだろうか。

キツネリカミソリ
キツネノカミソリ3.jpg

ツルフジバカマ異変

ツルフジバカマ.jpg
8月17日 手賀沼周辺

台風一過の快晴。
勇んでツルフジバカマを訪ねた。
咲いているはずと思っていたが、まったくの予想外。
数えられぬ程にあると思っていた花序数は、僅か数個。
夏前には数多く見られた葉体がいつの間にか消えている。
今日見られる葉体は小柄で葉の色も褪せて黄ばんでいるものもある。
明らかにツルフジバカマに異変が生じているとしか思えない。
原因は分からないが、この夏の気候が影響したのだろうか。

ガガイモ
ガガイモ柏下横.jpg

オオマルバノホロシ

オオマルバノホロシ天神堤下横.jpg
8月13日 手賀沼周辺

今月4日、オオマルバノホロシ周辺のヨシや大型雑草を刈った。
刈り取りによる急激な変化が悪影響を与えないように、刈り取り
は「荒刈り」にしておいた。

オオマルバノホロシが匍匐性で、斜上するか他の植物に絡まって
立ち上がる性質だと知ったのは、刈り取りのあとだった。

今日改めて観察してみると、オオマルバノホロシは「荒刈り」に
よって残された他の植物に絡まって立ち上がり花をつけていた。
「荒刈り」が「結果良し」だったのだ。

オオマルバノホロシが見られる放棄田湿地
天神堤下横.jpg