帰化植物

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5月16日 手賀沼周辺   ブタナなど

手賀沼の池畔を自転車で走る。
公園の草地が遠目に鮮やか。
近付いてみるとブタナとアカツメクサの競演だった。
池畔の草地にはヤセウツボがにょきにょきと並び立っている。
アカツメクサの拡散に応じて分布を広げている。

晩春から初夏にかけての草原は帰化植物の世界。

ヤセウツボなど
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カワヂシャ

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5月14日 手賀沼周辺

カワヂシャを求めて大津川の河畔を歩いた。
あれ程あったカワヂシャが消えていた。
釣り人が河畔の草刈りをしたことが直接の原因。
もう一つは、外来種オオカワヂシャの侵入。
カワヂシャに代わって繁殖している形跡が見受けられる。

今日のカワヂシャの写真は近くの水溜まりに生えていたもの。
ここにも草刈りの牙が迫っていて、写真のものは小型だったがために
草刈りを免れたもの。

樹の花の季節

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5月12日 手賀沼周辺     エゴノキ

春の草花の季節が終わり夏の花の時期が来るまでの間は樹の花の季節だ。

誰独りいない静かな湿地に降りると、エゴノキが満開だった。
清楚な白い花をたわわにつけているが、訪れる人はいない。

手賀沼の池畔に入ると、アカメヤナギに絡みつくツルウメモドキを見つけた。
こちらもヨシ原の中にひっそりと咲いていた。

今日出会った樹の花たちは、独り咲きばかり。

ツルウメモドキ
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水路のジョウロウスゲ

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5月10日 手賀沼周辺

国交省が管理する手賀沼沿いの水路脇にジョウロウスゲがある。
ジョウロウスゲは千葉県のみならず環境省も指定する絶滅危惧種。
14年前、ジョウロウスゲの保全を国交省の管理支所に要請した。
爾来、水路脇の草刈りの時期について要望を聞き入れてくれている。
更に、保全の看板を立ててくれて、釣り人への注意も促してくれた。

だが、残念ながら、釣り人により生息地が荒らされ、ジョウロウスゲは
激減してきた。
管理支所の担当者も数年ごとに異動があり、引継ぎもままならない様子。
看板もいつの間にかなくなってしまった。

ミコシガヤ
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里人とのふれあい

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5月8日 手賀沼周辺

ノジトラノオ生育地を訪ねると、我々の要望を聞き入れて、持ち主が
ササなどを刈り取ってくれた。
写真のように、ノジトラノオを綺麗に残して、刈ってくれていた。
早速、持ち主を訪ねて、お礼を述べる。

その帰り道、知り合いの農婦から声をかけられた。
植物の名前を教えて欲しいと言われ、案内された竹林に入る。
オオバノトンボソウだった。
竹林には僅かな数のキンランとギンランがあるが、農婦の手によって
丁寧に杭が打たれて護られていた。
農婦が筍を掘り出してくれ、「まだ食べられるよ」と渡された。

里の人々との触れ合いは心和む。

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ワニグチソウ

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5月7日 手賀沼周辺

学園の北向き斜面にワニグチソウが咲いた。

毎年のことだが、ワニグチソウには悩まされる。
春の新芽の時期には艶々としたワニグチソウの芽に強く期待してしまう。
花の時期になると、花の少なさに愕然としてしまう。
他の草が伸び伸びとしている中、期待したワニグチソウは成長した姿を
見せず、他の草の陰に埋もれ精彩を失っている。
さんざん探した結果見つけた花は小さく写真を撮るのも一苦労。
今年花をつけたのは僅かの4本。

ダイミョウセセリ
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移植について

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5月4日 手賀沼周辺

写真の杭で囲ったところがオオマルバノホロシの苗を移植した場所。
谷地の埋め立て工事でオオマルバノホロシが消滅してしまうため、
昨年その種を採取し、そこから育てた苗をここに移植した。
この場所は、オオマルバノホロシの元の場所と同じ谷津内の同一水系
の箇所。

移植が保全の名に値するかどうかは、そのやり方に依ると思う。

一つ注意を要する事は、行政が移植を開発の免罪符に利用する事だけは
断固お断り、だ。

移植して、少し成長したオオマルバノホロシ
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花旅は<もらいもの>

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5月3日 手賀沼周辺   ノイバラ

林から出て持ち主の老婦人に挨拶すると、「豆を摘んでゆけ」と言う。
二人で豆畑に入り豆を摘みながら、会話。
八十歳を超えた二人の話は老いた身についての話。
私も先日持病が可成りの症状を引き起こし、ひやりとしたばかり。
二人の話の詰まるところは、「八十を超えた余生は<もらいもの>」。

帰り道、手賀沼池畔にはノイバラが愛らしい。
今日も<もらいもの>のお陰で、こうして花を愛でることが出来た。

イボタノキ
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マムシグサ咲く頃

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5月2日 手賀沼周辺

春の時期の緑は、光り輝き、軽やかに舞っていた。
晩春の緑は、軽やかさが消え、ずっしりと重い色合いに変わる。
いぶし銀のような鈍い輝きは物憂げな感じでこちらを見つめている。
突然響き渡るのは切ないキジの鳴き声。
そして、この時期、林ではマムシグサが怪しげな花をつける。

あの春は、いつの間にか終わったのだ。

マムハグサ小山台谷津.jpg

キンランの林

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4月30日 手賀沼周辺

キンラン等の保全に熱心なKさんが拓いた林。
独りで竹を伐り低木を掃い広い林間を作ったと言う。
Kさんの汗に呼応して、キンランたちは眠りから目覚めた。
今年も見られたこの素晴らしい景色を今後も維持してほしい。

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久しぶりのビオトープ

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4月28日 手賀沼周辺

久しぶりにビオトープに立ち寄った。
ビオトープに関わり始めたのは20年近く前の事。
その時と比べると色々と様子は変わっているが、大きな景色は変わっていない。
それは無農薬と冬期湛水の稲作が継続しているからだと思う。

ショウブの花穂を撮っていると蛙の大声が周りに響き渡る。
Oさんが寄って来て「今も田圃にドジョウがいるよ」とうれしい話。

オヘビイチゴ
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風景の中の気懸り

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4月27日 手賀沼周辺

手賀沼の新緑を撮った2枚の写真。
気がかりなのは特定外来植物ナガエツルノゲイトウが写っていること。
いずれ沼を覆いつくすかも、などと恐れられている水草だが、写真では
風景の中に溶け込んでいるようにも思える。
コロナと同じように、いずれは抗体が現れ共生できる時代が来るのでは
あるまいか。
自然の大きな治癒力を信じたい。

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校庭の斜面林

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4月26日 手賀沼周辺

谷津地形の中に作られた学校、谷地は埋め立てられて校庭になり、
谷津斜面林はそのまま校庭の斜面林になった。
この斜面林下の小さな草地と付き合い始めたのは15年前。
当初はツリガネニンジンやチダケサシなど陽生植物が目立った。
以来、毎冬 荒れていた草地のササや幼木の刈り取りを行ってきた。
その後はツリガネニンジンなどの陽生草本の衰えが目立ち始めたが、
それと引き換えに突如キンランとギンランが出現してきた。
後背の樹林の成長に応じた植物相の変化なのであろうか。
これから先にはどんな物語があるのか。

キンランの群れ
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キンラン

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4月24日 手賀沼周辺

里のキンランの減少傾向は止まらない。
今日訪ねた林でも往時の半分近くまで減っている。
10数年前に行った間伐によって日照環境が変わりキンランの群生が影響
を受けて消えていった。
間伐の影響が及ばなかった林下では程好い条件が備わっているのか、比較的
大きな株のキンランが見られる。
キンランは残してゆきたい花。

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サワフタギ

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4月23日 手賀沼周辺

春の草花が一段落した後には樹々の花が競い合う。
ガマズミ、カマツカなど、美しい花が多い。
今日出会ったサワフタギもその一つ。
美しく撮ろうと、あれこれ角度を変えて撮ってみたがなかなか難しい。
実物に優るものなし、か。

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スゲの季節

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4月22日 手賀沼周辺   オニナルコスゲ

朝と昼との寒暖差が大きい日々が続くが、春は確実に過ぎようとしている。
池畔のアカメヤナギの大木は膨らんだ緑の重さに耐えているようだ。
水はとっくに温んでいる。
夏草が覆うまでのひと時を待っていたスゲが咲いた。
まだ四月というのに、池畔に初夏を見た。

カサスゲ
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フジ

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4月21日 手賀沼周辺

手賀沼の畔の遊歩道を自転車で走る。
池畔に聳える樹木にフジが絡まって咲いている。
勇を鼓して、遊歩道を下り、ヨシ原を藪漕ぎする。
辿り着いて間近に見るフジは、林で見かけるフジと少し違った趣を持っていて、
清らかな美しさをたたえているように思えた。
暫し、フジと遊ぶ。

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残したい河岸風景

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4月20日 手賀沼周辺    上流方面

橋上から見た大津川の風景。
ここは河畔の樹木がそのままに残されている。
この時期になるとこの風景が見たくなり、毎年訪ねている。
これからもずうっと残して欲しい里の風景。

下流方面
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オニグルミ

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4月19日 手賀沼周辺    雄花序

手賀沼池畔のオニグルミが咲いた。
枝先に長いひも状に垂れ下がっているのが雄花序。
雌花序はその先の新枝先端に小さく赤い柱頭を並べ立てる。
雌花序が雄花序に少し遅れて咲くのは自家受粉を避けようとしているためか。
決して美しい花とは言えないが、池畔に向かって手を広げ立つ姿は、若々しい
青年の姿を感じる。

雌花序
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タニギキョウ

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4月18日 手賀沼周辺

旧沼南町台地の北西端にある小さな2つの谷津がタニギキョウの生息地。
大小合わせて6カ所のエリアに咲いている。
いずれの場所も生息環境に様々な問題を抱えている。
なかでも大きな問題が土壌の乾燥化。
湿潤な環境を好むタニギキョウにとって開発が進む里の環境は厳しい。
せめて、これ以上の林縁樹木の伐採を押しとどめたい。

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