保全作業

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11月10日 手賀沼周辺

谷津の斜面にある竹林。
そこもタニギキョウの成育地。
先日、持ち主側が竹林の間伐を行い、明るい竹林になっている。
だが、間伐の際に発生した竹片が取り残されたままだったため、
これの片づけ作業が今日の仕事。
斜面地での作業は足腰に響き、予想外にしんどい作業だったが、
1時間半ばかりで綺麗に片付いた。

斜面地で見たヒヨドリジョウゴ
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オニグルミ

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11月9日 手賀沼周辺

所要があって、手賀沼池畔のサイクリングロードを行く。
池畔は緑を失い白っぽくなったヨシの姿が寂し気。

葉が消えて丸裸のまま寒そうに湖畔に立っている樹がある。
ぶら下げた実がオニグルミであることを教えてくれる。

その実は赤くもなく何の変哲もない地味な色をしている。
鳥や獣に食べてもらう必要がないからか。
いずれぽとりと落ちて水の流れに身を任すつもりなのであろう。

晩秋の湖畔でそんなことを考えた。

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里巡り

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11月7日 手賀沼周辺    学校施設の斜面林

今日の里巡りは谷津に建つ学校施設。
大きな谷津の喉元の位置に学校施設がある。
そのおかげで谷津の大規模な開発や畑地化から免れ、谷津の奥部
では今も湿地の面影が残り、懐かしい草花も見ることができる。
また、学校施設自体も多くの斜面林を残していて、今日も
コウヤボウキやキチジョウソウの花を楽しめた。
開発を急ぐ時間を止めてくれた学校施設の有難みを感じる半日だった。

コウヤボウキ
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ノイバラ

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11月6日 手賀沼周辺

手賀沼池畔を走ると赤い実が目に入った。
ノイバラの実だ。
すでに美しい時期を少し過ぎているが、池畔に彩りを添えている。

花の季節が終わると、実の季節に変わってゆく。
天候も落ち着いてきた。
秋を楽しもう。

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利根川河川敷へ

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11月5日 利根川河畔  内側の堤防から遊水地を見る

久しぶりに自転車で利根川河川敷へ行く。
ここでは、先日の台風に伴う豪雨で大規模な越水が発生した。
ここの河川敷は内側・外側の二重の堤防で囲われていて、その間が
氾濫する河水の遊水地となっている。

遊水地は農地として利用されていて、その農地の整備片付けを
していた男性に当時の話を聞く。
浸水は深いところで水深5mに達したらしく、水は外側堤防の
かなり上までに達した、と言う。
ネギなどの作物は全滅、ビニールハウスの被害は甚大、男性は
「一からやり直すしかない」と淡々と話してくれた。

舗装路の上部が水流で剥がされ、あちこちで補修工事が行われていた。
その一方で、堤防斜面の雑草は、何事もなかったように青々としていた。

内側の堤防から利根川を見る
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保全作業

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11月3日 手賀沼周辺      栗林跡地の作業を終えたメンバー

今冬期最初の保全作業に6名が集まる。
今日の作業は2カ所。

最初の作業はタニギキョウが咲く斜面下で、竹と低木の伐採除去。
ここでは竹の繁茂が著しかった。
次の場所は栗林跡地のニリンソウ生育地。
先日の台風の影響で隣接する竹林の竹がたくさん倒れこんでいた。
この竹を伐採し除去。

予想外に多い仕事量だったが、6名も集まると作業は早い。
冬期の作業は順調にスタートをきったと思う。

帰路に出会ったビナンカズラ
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キチジョウソウ

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11月1日 手賀沼周辺

林の奥でキチジョウソウを撮る。

キチジョウソウを撮り終えると、私の花の季節は終わる。

今年は、花が少なくなったことを例年以上に強く感じた年だった。
市街地に近いがゆえに里の風景が年々色褪せてゆくのは宿命とは
思うものの、心が痛む。

この冬も例年通り仲間と一緒に草刈りなどの保全作業を始める予定。
来年はどのような年になるのだろうか。

観察会

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10月28日 手賀沼周辺      カントウヨメナ

仲間との観察会。
三箇所を回って野菊を観察。
観察した野菊は、ノコンギク、シロヨメナ、ユウガギク、
アキバギク、カントウヨメナ。
シラヤマギクは花期を終えていて花はなく、ヤクシソウは
刈り取られてしまい観察できなかった。

これで今年の花の観察はひとまず終わる。

アキバギク
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ユウガギクとノコンギク

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10月27日 手賀沼周辺    ユウガギク

ユウガギクとノコンギクは、所属する属は異なるが、キク科の
野菊で同じ時期に咲く似た者同士。

どちらも林縁の草地に咲き、里では同じ場所で見られることも。
学園では運動場を挟んで真向かい同士の林縁で見られ、栗林では
二者は混在している。

野菊は花の季節の終幕を彩る花。

ノコンギク
ノコンギク道祖神.jpg


オギとススキ

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10月26日 手賀沼周辺       オギ

やっと陽のぬくもりを感じられる秋空に出会えた。
秋の野の景色に欠かせないのがオギとススキだ。
銀色の穂が風に揺れる様は心を和ませてくれる。

オギとススキを求めて河畔の土手に行く。
だが、土手の上半部は刈られていて、土手の裾部のオギが
残っているだけ。
ススキを求めて、手賀沼池畔の土手に行ってみると、ここも
ススキが刈り取られていた。

オギやススキを撮るのにも一苦労するようになったのか。

ススキ
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アキバギク

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10月24日 手賀沼周辺     アキバギク

アキバギクに最初に出会ったのは、15年前のこんぶくろ池。
今まで見たこともない野菊と感じ標本を採って本で調べた。
その時アキバギクの存在を初めて知った。
だが、アキバギクは房総半島固有種と思い込み北総地区には
ないはずと考えていた。
数年前、写真にある里のアキバギクを見た際にも、同じ考えから
シロヨメナとして整理していた。
ところが、一昨年、北総地区にもアキバギクが自生すると聞き、
ようやく本種がアキバギクであることが理解できるようになった。
だが、すでに自費刊行した冊子はシロヨメナのなまえのまま。
アキバギクは悔いの残る野菊である。

シロヨメナ
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コメナモミとナギナタコウジュ

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10月23日 手賀沼周辺     コメナモミ

コメナモミとナギナタコウジュは同じような環境に生える。
本に依れば、コメナモミは「畑地の雑草」に分類されている。

だが、里ではコメナモミを畑地で見ることはない。
コメナモミとナギナタコウジュは林縁の草地に生えている。
そして両者は一般の雑草と違って分布域が限られており、
今や里では僅かな箇所でしか見ることができない。
だから私流の分類では「林縁草地の野草」としておきたい。

ナギナタコウジュ
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カントウヨメナ

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10月21日 手賀沼周辺

カントウヨメナは秋の田圃の風物詩。
ほのかに郷愁を感じさせてくれる花。

その姿が年とともに田圃から消えつつある。
稲作の進展により田圃の畦の姿が大きく変わってきた。
農薬によって緑が消えたり、刈り取りの深化によってか
メヒシバなどのイネ科植物が著しく繁茂したりしている。
大切な米作りのためにはやむを得ない状況とは思うが、寂しい。

アキノノゲシ
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観察会

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10月20日 手賀沼周辺

今日の観察会は2つの林の植生と歴史の違いを観察する試み。
2つとも昔松林を有した林だった点は共通している。
だが、一方は茅原を持ち今もススキが生えている点が相違店。

ススキの生える林ではそれに相応しい草花が自生している。
林下には、オケラやアキノキリンソウが見られた。
今年の花の季節も愈々フィナーレを迎えようとしている。

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ薮崎家横.jpg

オケラ
オケラ薮崎家横.jpg

里巡り

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10月17日 手賀沼周辺

仲間と恒例の里巡り。
今日は三つの小さな谷津を回る。
いずれも里山風景を今に残す谷津。

こうした谷津を歩くときいつも思うのは往時の風景。
その頃の谷津の人々はどんな風景に溶け込んでいたのだろうか。
水墨画に描くとどのような景色になるのだろうか。
などと思いめぐらすことができるのが谷津巡り。

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ツクバトリカブト

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10月16日 手賀沼周辺

台風が去ると急に寒くなった。
防風ジャケットを着て出たが、それでも寒さが沁みる。

林縁でツクバトリカブトを撮る。
相変わらず妖艶とも言うべき濃紅紫色。
艶やかに咲いていると言いたいところだが、今年は少し違う。
林縁は台風の惨禍が残り荒れた環境。
そして今日のこの寒さ。
今年のツクバトリカブトは、ひっそりと寂し気に咲いている。

ノハラアザミ
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観察会

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10月14日 手賀沼周辺

台風が去って2日目の観察会。
訪ねた場所では、倒木や落枝で荒れた風景が広がる。

先ずはコシオガマを観察。
突如湧いたかのように現れたコシオガマの小さな群れ。
上の写真が、そのコシオガマが見つかった急斜面地。
この斜面では最近クズが繁茂し始めているのが気懸り。
果たして気難しいコシオガマが何年咲き続けてくれるのか。

ノコンギク
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サデクサ

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10月10日 手賀沼周辺

4年前に稲作が放棄された水田跡地。
その跡地の東部は水はけが悪く大量のオモダカが群生していた。
次第にサンカクイやウキヤガラが生えてきて、いつの間にか
サデクサが点々とみられるようになった。
サデクサは勢いを増し秋には一面を覆うまでに広がった。
今年は未だ繁茂しているが、少しばかり勢いに翳りが見られる。
その原因は、ついにヨシが勢力を広げ始めたからである。
いずれサデクサはヨシに押されて消えてしまう宿命のようだ。
湿原に過渡的に表れる植物なのだろう。
サデクサは千葉県絶滅危惧種。

ボントクタデ
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観察会

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10月9日 手賀沼周辺

急な呼びかけだったので、集まったのは三人。

先日の台風の爪痕が生々しく残る学園の中を歩きながら、林のこと
やコシオガマのことについて語る。
学園を降りて稲刈り後の田圃を歩くと、秋の陽射しが心地よい。
赤く染まったタコノアシを観察し、サクラタデの畦を訪ねると、
そこにはカントウヨメナが風にそよいでいた。

心和む散策。

カントウヨメナ
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秋のアザミ

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10月8日 手賀沼周辺        ノハラアザミ

次第に消えてゆく人里の植物の中で、秋咲きのアザミ類は頼もしい
植物だった。
だが、近年、アザミ類が次第に数を減らしてきている。

アザミ類は、多少の草刈りに見舞われても残された根生葉を使って
力強く生き残って行く逞しい存在だった。
しかし、最近の草刈機は地際から刈り取り根生葉をも残さず刈り
取ってしまう程にまでなってしまった。
さすがのアザミ類もこれには困惑しているのではあるまいか。

トネアザミ
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